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イナバデザスクで「企業におけるクリエイティブディレクション機能を体感しよう」をテーマにしました
相談が多かった「デザイナーとイメージがすり合わない」問題。
その原因が、クリエイティブディレクター機能の欠落だったことに胎落ちした前回のデザスク。
「デザインわかんないからよろしく」ではなく、チーム全体が知恵出しながらどう課題解決をしていくのか、コミュニケーションと道筋を創るクリエイティブディレクターの役割を、事業者もデザイナーも領域を跨ぎながら担っていくことで、良いデザインが生まれてくるという考えを学びました。
今回は具体的に、デザイナーから良いクリエイティブを引き出すための「オリエンシート」の作成を行うワーク。
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参加者からは
・目的を達成するための手段であるデザイン物が、いつの間にか創ることが目的になっていた事に気付いた(事業者側)
・打ち合わせで聞き忘れていたことが浮き彫りになった(デザイナー側)
・上司(経営者)ともっとコミュニケーションをとる必要性を感じた(事業者)
・定性的なKPIを考えることが自社に欠落していた(事業者)
・授業では事業者から本当の目的を引き出すという体験ができないから勉強になった(学生)
などなど皆さん、意識に変化が現れていました。
また社長と社員さん一緒に参加された方は
社長:営業担当がクリエイティブディレクションの感覚を持っていると強いと感じた
社員:普段社長が言っていたことがどういうことなのかが腹落ちした
という雪解けも(笑)
今回も意見や質問が白熱して、1時間オーバーでの終了でした。
さて、次回のテーマは参加者さんからのリクエストで、本当の目的や課題を引き出す「ヒアリング」。
デザイナーは事業の種を、事業者はクリエイティブを引き出し、本当の目的や課題に行き着くコミュケーションをデザインしましょう。
校長稲波からはクリエイティブディレクターとしてのヒアリング技術をお話しますが、そもそも参加者の皆さんも各業界のプロフェッショナル。
それぞれの職業において、クライアントとどのように距離をつめているのか、ヒアリングを行っているのかを発表してもらいながら、学び合いの場にしたいと思います。
次回は12/13(火)の開催となります。
イナバデザインスクール:本当の目的や課題を引き出す「ヒアリング」をデザインしよう
https://peatix.com/event/3428122/view