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デザスク報告:「新規事業のつくりかた」(6/1)
今回は「新規事業にデザイナーを伴走させる価値を知る」を目的に校長からレクチャー。
皆様それぞれの立場で「新しいことを考えないといけない」「新規事業を作れと言われている」「変わらないといけない業界」などなど切実な状況下で参加されていました。
まず前提として、新規事業が生まれる確率が「せんみつの世界(3/1000)」であること。それほど難しいからこそ、新規事業を作ること自体を会社の姿勢・行動として組み込んでいけるのが理想というお話から。
そして進める上で、
1.デザイン思考|2.アート思考|3.ミッションビジョン思考|の3つの違いを整理しました。
全体ワークでは、稲波校長の小芝居を観察し、①共感②課題設定③アイディア出し④プロトタイピング(試作)⑤検証という順番で、事業の種を見付けてみる体験へ。
同じ芝居を見ているのに、直接的な課題解決案、状況を捉え膨らませた案、ネガティブとポジティブの逆説的アプローチなどなど、様々な切り口の発表が面白く、中には学生さんのアイディアを企業さんが広げるコラボ(?)もありました。
安全が担保されている場では、柔軟で面白いアイディアが沢山生まれますね♩
今回はデザイン思考的な捉え方で進めましたが、やはり校長がおすすめしているのは、
ミッションビジョン思考でとにかく小さく回すこと。
そして皆さん”あるある”で共感していたのが「新規事業の種を上司が潰すパターン」。稲波校長もクライアント先で散々直面してきたその問題には、思わず熱が入っていました(笑)
検証できることを小さく回すこと。
本質的にその事業が組織にとってどんな意味があるのかを、定性的・定量的両面で考えていくこと。
など、基本的な進め方などのお話し。
その業界の専門家である事業者が、新規事業をすすめる上で、クリエイティブを駆使するデザイナーを伴走させることで、状況を俯瞰した上で道筋を描く、やるべき事業なのかを判断する、方向性を正す、そして創造的飛躍(PYON)で価値を社会に浸透させるなどの部分で、良いパートナーとして機能することに、なんとなく皆さん腑に落ちたご様子。
最後は皆さんで、感想シェア。
今回も感想シェアだけで1時間弱の熱い夜でした。
・面白かった
・新規事業がうまく進まない一因として、メンバーが今日整理した3種の思考の違いにあることがわかった
・自分自身の考え方の癖に気付けた
・自分でやると視野が狭くなりがちなのでデザイナーに伴走してもらう重要性がわかった
・学生だから関係ないテーマと思っていたけど、デザインにおいて土台となる時間だった
・手段が目的になりがちのため、常にミッションに立ち戻らないといけないと思った
・部下の提案を否定しがちだった。デザスクでは素直に聞けた
・安心安全の場を担保するする必要性を感じた(アイディアを出すことに価値がある)
・社内で孤立しており心折れそうだったけれど、モチベーションになった
さて次回のテーマは、「地域課題とデザイン」
既に残り数席となっております。
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