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瀬戸ツアーで感じる、土のブランディングの必要性

2023.07.09BLOG

東京のデザイナー仲間と瀬戸の鉱山へ。
原料の現状を知りたいということでご案内。
最近、瀬戸率高し。
瀬戸は、窯業のサプライチェーンの文脈においても、いろいろ知りたいことに溢れている。
瀬戸の鉱山は2回目。


前回は、雨のあとだったので、地層を見せていただくことはできず。今回は、それも楽しみに。
陶器の原料の粘土、というと、シンプルなイメージとしては、
掘った土をちょっと水分調節したりして少し加工している、程度の勝手なイメージでしたが、
結構な設備でけっこうな加工を施していく。

  

原料も、人が知恵と技術で創っていく。
3000万前の層。
木が炭化しつつ、変質して土をつくる。
キブシ層。
その下あるガイロメ層。
ここから掘られた土で、
陶器も、ガイシも、ニューセラミックも、生まれている。よく考えたら当たり前だけど、僕らの生活は、こうした土、石、で成り立っていることに気づく。
3000万年まえにも、そこに同じ土があったわけではなく、3000万年かけて変質してここにある。


採ったら終わり。
なくなったらおわり。
終わったら、どうするんだろう。
あと15年と言われている埋蔵量。
石油も、そう言われてまだある。
土も、あるかもしれないし、
もっと、ないかもしれない。

原料を大事にするものづくりって
なんなんだろうか。
土のブランディングの必要性を
ものすごく感じる。

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