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「くだらないものグランプリ」の審査員を稲波が務めさせていただきました

2023.10.16BLOG

 

10月14日は、愛知県蒲郡市にて
「くだらないものグランプリ」の審査員
くだらないもの、って聞くと、くだらないものなんだろうけど、
くだらないものをつくるって、めちゃくちゃ高度 笑

全力だし、本質をずらさないといけないし、審査するのも四苦八苦。

くだらないものグランプリは、日本中の工業メーカーが集まって、21社100人くらいが参加しているイベント。今年4回目で、いい意味でドギモを抜かれる。
一つルールがあって、プレゼンはパソコン使用禁止。
紙芝居やら、寸劇やら、衣装やシナリオまでバッチリそろえ、多分通しで10回以上は練習したであろう、非常に高度で小慣れた演出。
これが職人。。。。???
僕の持っている職人像を見事に打ち砕き、華やかにイキイキと、
そして何より本気でくだらないものを語る。お遊び参加のつもりが、

どんどん引き込まれ、とても学び深い機会となった。

そうだ。ものづくりは楽しい。
素直に、そう気づかせてくれる企画。
ものをつくることは、とても尊いと感じている。
いいものをつくりたい。
そのことの前には、すべてがチャラになる。
だからこそ、ものづくりに携わる人たちが報われるようになって欲しいとずっと思ってきた。
工業の世界は過酷だ。
100点が当たり前で、この図面が何になるかもわからずに、ただつくる。そこにありがとうはないと聞いて、とても哀しい気持ちになった。
世界から認められる水準の仕事をしているのに、現場に誇りが持てないなんておかしい。
だからこそ、下請けだけじゃなくて、自分たちに事業をつくるべきと、いつも言ってきた。

でもそれは、簡単なことではなく、時にとても難しいこと。下請けから自社事業、いうのは簡単だけど、そこには超えなければいけないハードルがいくつもある。

僕は、下請けと自社事業。その間を埋める可能性を、このくだらないものグランプリに濃厚に感じた。
なぜなら、ここには、ものづくりに対する熱狂があった。ものをつくることが、これだけ純粋で、これだけ熱くなれる人たち。
残業も組織も上司も関係なく、このくだらないもに情熱を注いでいるものづくりメーカーの社員たちをみて、可能性しか感じなかった。この熱狂の中に、クリエイティブや、目的を放り込んだら、すごいことになるんじゃないか。
社長じゃなくて、社員から生まれるこの熱狂は、会社の事業が、多様化していく可能性を秘めているんじゃないか。
それ思わせてくれる熱量とパワーがここにあった。

21社100人の人たちが、それぞれの道で、それぞれのものづくりを楽しんでいる。

そうだ、そうだった。
ものづくりは、こんなに楽しいことなんだ。
ミッションやビジョンやと小難しいことを言ってしまいがちだけど、ものづくりのたのしさに改めて気づくことの重要性、だからこそ、厳しい未来にも手が届く。
ここを卒業したら、彼らにクリエイティブを投げ込みたい。まったく畑違いと思った「くだらないものグランプリ」は、ど真ん中の新しい可能性だった。
彼らはきっと、誇りを取り戻すきっかけを得たんじゃないだろうか。

 

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