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こもガク2023 ありがとうございました。
こもガク祭2023 盛り上がって無事終了。
少しづつ手入れしながら、年々理想に近づいてるイメージがある。
今年も感じたけど、「こもガクって、なんて混沌としてるんだろう」笑
大工さん、床屋さん、マッサージ屋さん、花屋さん、陶器メーカー、少林寺拳法、金属加工メーカー、中学校、高校、警察、旅館、肉屋さん。。。。
ああ、本当にこれはマチ、そのものだ。
それぞれが伝えたいと思うことを全力で伝えてる。
大工さんが、僕らの用意したブースでは満足できず、木を刻み、柱を刻み、部屋をつくってしまった。搬入のとき、会場に響き渡るかけや(木の大きなハンマー)の音が響き渡ったとき、その主体性に痺れた。
それぞれの出展者が、自分達を伝えることに必死になり、時にぶつかりながらも、自分達の主体性を発揮していった。
トークゲストの日本総合研究所の井上さんから、とても心強いエールをいただいた。
これから経験したことのない勢いで人口が減る。移住を促したとして、人の取り合いになるだけだ。必要なのは、1人1人が、持っているちからを全て出し切る、それができる社会になること。
それは
・本領を発揮できること。
・生み出す人を増やすこと。
・ポンコツを愛でること。
ちゃんと生きなければいけない、というプレッシャーは、時に挑戦や自由を社会から奪う。
それは、部分最適かもしれないけど、全体最適ではない。
でこぼこしてていい。失敗は当たり前。
躓きは笑って飛び越えろ。
自由に、思ったことに、主体的に取り組める。
ある意味の変人さを獲得すること。
それが、ポンコツを愛でるということだと、井上さんは教えてくれました。
そして、そんな場になる可能性を感じると、エールをいただきました。
寛容でおおらかで、そしてなにより、真剣に行動する土壌を、耕していきたい。
時に迷いもあったけど、この多様性に未来があると信じ、僕らは僕らの道をいく。
そして今年、何より嬉しかったのは、準備も片付けも、出展者一丸でできたこと。
みんなが、それぞれのこもガクを感じ始めたこと。
イベントが終わって上げられている投稿は、それぞれの言葉で、同じ目線を語られていたこと。
おそらく、これからの菰野町は、更なるベッドタウン化が進む。
世間は空き家問題で大変なのに、実家の周りは空き家がどんどん壊され、新築がどんどん建っている。
そして大規模な宅地開発も進んでいる。
外からの人が増え、菰野はこれから、大きな変化を迎えると思うけど、どれだけ本領発揮できる人たちを増やせるかが、大事になってくるとおもう。
こもガクが、その一助になれば。
また明日から、考え続けたい。
「こものの未来を考え続けるために、もっとこものを学ぶ」場として。
開催にあたっては、本当に多くの方達に応援やご尽力をいただきました。
ご協賛いただいた各企業のみなさま、ありがとうございました。
ご出展者の皆さま、ありがとうございました。
実行委員のみんなもありがとうございました。
千種委員長、2年間お疲れ様でした。
学生スタッフも、いつも本当にありがとう。
支えてくださっている、商工会や行政、そこに関わる人たち。本当にありがとうございました。
そして皆さま、これからもよろしくお願いします。
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お見送りのとき、トークゲストの井上さんがおっしゃってくれました。
「稲波さんの価値は、デザイナーだけど、その普通のオッサンなとこなんだろうね」と言われた。笑
デザインという言葉は、時にハードルを感じさせる。
おしゃれなんでしょ?かっこいいんでしょ?
僕には関係ないね。
それはデザインの一部であるけど、デザインの本質ではない。
お腹はでていて、ガハハと笑い、若い子の頑張りにうるるときて、宴会になれば服を脱ぐ。
そんな普通のオッサンとしてデザインを伝えていきたい。
僕らにしかできないデザインがある。
もっともっと伝えていかねば。