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デザスク報告:ESG・CSRブランディング(11/21)
今回のテーマはESG・CSRブランディングです。
前回参加できなかった方もいるので振り返りからスタート。
■振り返りとレクチャー
CSRとは企業の社会的責任のことで、ESGはその考えに基づいた株主への指標
2つは意味は近いけど目的が違う言葉であること、とまず説明がありました。
今回は実際にどうやって企業のブランディングにESG/CSRを活用していくかを考えていきます。
ポイントはリスクとチャンスをどう認識するか。社会から見られている視点をどう捉えるかによってリスクはチャンスに変わります。
次に図を使って説明します。
CSRという社会的活動の三角形と、企業としての価値(本業)の三角形の二つが重なり合って普段の事業と社会的な活動を一体的にしていくのが理想。
さらに、正しい三角形は上部は利益にならないけど社会的な活動、土台は通称の利益を出す活動であることがいいとのことです。
■ワーク
「本業の上にどんな社会的な活動が乗るのか考えてみよう」社会課題と自社の接点は何かを考えるワークです。
1.自社事業とそれに結びつきそうな社会課題を書き出す。
2.二つの接点となる新しい事業を考えてみる。
個人ワークの後は、グループごとに分かれて共有します。行き詰まった人は周囲の人と一緒に考えている様子も見られました。
最後に数名の参加者に全体でシェアしていただきました。
事業が地場産業と関係しているので、守りつつ一緒に儲かっていきたいという方や、個人的に興味のある社会課題に対して、自社事業からのユニークなアプローチを考えている方もいました。
「いい会社って何?」を考え続けることが一番大事。それが行動に移っていけば自然に会社は良くなっていきます。
■感想(一部)
・社会意義のあることをやってることは気持ちいい。これをCSRと言っていいんだ!という気づきが得られた
・今のCSRは環境問題以外になどにも目が向いている(サプライチェーンなど)紙に落として整理できてよかった。
・普通に書くと自社のレポートと同じような感じになってしまってつまらないと感じた。あえてずらした視点が大事なのかな
・空き店舗で何かやりたいけど、逆に回せる事業がない。ストレートにいかないで巻き込むのが大事なのかな。
・一般的な課題しか出なかった。本当はもっと身近なところに問題があるはず。気づきが得られてよかった。
・CSRを見て選んだ就職先で、末端の社員はそういう活動になかなか参加できなかった。企業のCSRを理解してから、共感する人の入社が増えたら綺麗な三角になっていくのではないか
・CSRを社会と自社との接点と捉えるのが面白いワークだった。
・いつからそんなこと言わないといけなくなったの?モヤモヤ。言葉がないと伝わらないのであれば必要かもしれない
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
■次回以降のデザスク
①12月5日(火)
「ブランドって何?ブランドブックの作り方」
https://peatix.com/event/3740784
②12月18日(月)
「地域課題とデザイン」
https://peatix.com/event/3740838/view