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デザスク報告:デザイン経営って何?(1/29)
本日のテーマは「デザイン経営って何?」
なんとなくは聞いたことがあるけど、
腹落ちするまでの理解が難しい「デザイン経営」
経産省から発表された「デザイン経営宣言」を紐解きながら、
実際にどうやって取り入れたらいいかや、
デザイン経営を取り入れるハードルなどについて
皆さんと学び合いました。そもそもデザイン経営という言葉が生まれたのは、
「デザイン」の社会への役割の変化が背景にあります。
■レクチャー
かつて企業は商品開発や広告などを使って売上を伸ばしてきました。
しかしその局所的なデザインが
時代の流れとともに成果に繋がらなくなっていきます。
そこで、デザインを売るためや形のためだけでなく、
統合的に使い、全社戦略にするという考え方が生まれてきました。
デザイン経営宣言の7つの具体的な取り組みに沿って
デザイン経営とは何かを紐解いていきます。
ただ、全てを一気に取り入れるのは
ハードルが高く、運用も難しい。
まず、デザイン経営を実践するには
“デザイン思考”から取り入れるのがおすすめと稲波校長。
さらに企業によって、
必要なデザインのフェーズが違うとの話もありました。
デザインを企業の正しい力にするにはデザインのリテラシーがいるので、
そのフェーズを判断することも重要。
局所的なデザインを取り入れてないところは
取り入れた方がいいですし、
局所的なデザインだけでは成果が出ていない企業は、
全社的なデザインが必要です。
企業によって必要なデザインを見極めることができるといいですね。
講義の中で、
デザインがわかる人の経営チームへの参画が必要との話がありましたが、
「デザインがわかる人はデザイナーのことなのか?」
という質問が出てきました。
校長からは
「デザスクに参加している、ここにいる人もデザインがわかる人になり得る」
とのこと。
会社のミッションである「社会のデザイン力を上げる」ために、
私たちだけでなく
みなさんにもデザインを使えるものすることを目指しています。
デザスクを通して、
参加者のデザインの意識を変えるきっかけの場にしていきたいですね。
■感想(一部)
・今の自分の仕事を振り返ると実践している要素があることにも気づいた。
・デザイン思考導入に企業のフェーズがあるという指摘が腹落ちした。
今はそのフェーズにないのでリーンにデザイン思考で何か小さな成果を作る必要を感じました。
・イノベーション=新結合、会社にはデザインのフェーズがあるは現状の思考を整理するヒントが得られました。
・物が溢れている世の中で、いかに社会的価値がつけて売り出すかが大事という話が印象的でした。
・具体例や言い回しが絶妙でより理解が深まりました。
・デザインを形作るまでのプロセスの大切さが少しずつわかってきて自信の事業に役立てたいと思います。
・デザイン思考にコンセプト設計が大事なことは腹落ちです。
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
■次回以降のデザスク
ヒアリングの極意
デザイナーがいると事業が変わる:事業にデザイナーを伴走させる価値