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デザスク報告:デザイナーがいると事業が変わる:事業にデザイナーを伴走する価値(3/13)
今回はのテーマはデザイナーがいると事業が変わる:事業にデザイナーを伴走する価値。
ゆったりした人数でテーマも広義だったため、
参加者同士のシェアによっていい意味でのもやもやが広がり、
過去一レベルの熱い回になりました。
■レクチャー
デザイナーは事業の外殻が固まってきて、
目に見えるもの(パンフやロゴなど)が
必要になってきた時に呼ばれることが多いです。
しかし、話を聞いていると、事業者が叶えたいことは
依頼された内容ではないんだろうなと感じることも多いのが事実。
そんな齟齬をなくすために、
事業の起点からデザイナーに声をかけてほしい、とのこと。
事業は起点がもっとも重要です。
主体的にみる事業者と客観的にみるデザイナーで、
タッグを組み共犯関係を作ることが大切。
うまくいかないフェーズもある中で、
変化と課題を常に問いかけながら、事業の舵取りをしていきます。
「デザイナーである必要性は何か?」という質問に対しては
「新しい事業を作る際は、もやもやしてるものから、
最終アウトプットを意識して全体をまとめないといけない。
そのためには、実際に作れる人(デザイナー)の方か適性があるのではないか」
との答えが。
コンサルとの違いを聞かれることも多いですが、
デザイナーは実際にアウトプットを担うからこそ
伴走してもらうことで事業の解像度が上がっていきます。
■ワーク
今回の課題は「あなたの会社に必要なデザインってなんですか?絵で描いてみましょう」
会社に関わっているデザインを分解して、その上で必要なデザインを考えてもらうワークでした。
製造業の方は、
工場が閉じられているので、情報の発信が必要。
それによって正しく事業が伝わり
同じ熱意を持った人がさらに集まっていくのではないかとの意見があったり、
会社のミッションやビジョンに関して何がやれるかわからず、
腹落ちしていないことに気づいた、という方は
もっと関心を持つ、会社の中でもっと目を触れるようにすることが
必要だと感じた、などの意見がでました。
業種が皆さん全然違うからこそ、今日も学び合いが深かったですね。
■最後に
今日で通常のデザスクは2年が終わりました。
「デザスクは一方的に伝える場ではなく、コミュニティであることの価値がある。
デザインの因数分解をしながら、来年はより全体的に網羅しながら続けていきたいと思っています」と校長から一言。
デザインを通して、デザスクがどんなコミュニティになっていくのか3年目も楽しみです。
■感想
・デザイナーは概念ができてから形を作る人だと思っていたが、
参加して伴走するパートナーとして必要なプレイヤーだと思った
・デザイナーに「白黒つけるのが嫌」と言われたが、今いる業界ではグラデーションのある中で自分たちのこと表現することができない
デザイナーとグラデーションを共有することが大事なのかなと思った
・ミッションビジョンからアウトプットまで意識する意味がわかった。
自分の中だけじゃないところに答えを見ていくことが大事なんじゃないか
・製造業では減点しないことが大事で、自分は加点していきたいのに許されない。
今日ここにきてデザイン一つで加点方式にできるかもと思った。またここにきて学びたい
・デザインとは?がどんどんモヤモヤしてきて、いい時間だったからこそ結論が書けない
・肯定されたモヤモヤがヒントになる。変わり続けるモヤモヤからいろんなことが生まれていくのだなと思った
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
■次回以降のデザスク