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デザスク報告:左脳デッサンを体感しよう(5/8)
2024.05.22BLOG
テーマは前々回の右脳デッサンからのつながりで「左脳デッサンを体感しよう」。
今回のテーマがデッサン、ということで、色々な参加理由や
モヤモヤを抱えてみなさん参加してくださいました。
それを聞いた校長からのインプットトークは
あるデザイナーのデザインのアプローチ方法について。
デザインは分析的な手法と慣性的な手法のどちらからも追っていくことが大切とのこと。
まさに右脳と左脳の使い分けです。
■レクチャー
デッサンとは 【観察力を鍛える行為】
左脳デッサン =観察スケッチ
右脳デッサン =見えるものをあるがまま受け入れて描く
■ワーク
まずは左脳デッサン。ボールペンの観察を行いました。
分析的に情報をとらえて、
ペンの構造がどうなっているのか質感はどうなのか、など見える情報を文字で書き込んでいきます。
次は右脳デッサン。水の入ったペットボトルです。
今度は感覚的に捉え、見えるものを全て写し取るように描いていきます。
ぼーっと見ること、全体を見ることがコツです。
どちらも描いた後に、みんなで他の人が書いたものを見て回ると
人によって書き込みの量に差が。
これは上手い下手ではなく、書き込みの量の差は気づきの差、だと稲波校長。
わかっているけど書いていないこともあるのは、気づきを見逃してるそう。
自分でなかなか気づけない人は、たくさん感じ取れる人を近くにおいておく、
という方法もある、とアドバイスがありました!
最後に さっきと同じペットボトルを左脳で描いていきます。
同じモチーフでも見方が違うと気づきが変わっていきます。
今回は全体で気づきをシェアしました。
パッケージについてや、強度、書いているコピーが気になったなど、
ペットボトルからでさえこんなにも人によって読み取ることが違うのか!と驚き
また、色んな業種の方がいると、それぞれの専門分野での気づきを共有できるのがデザスクならではでした。
■最後に
実は、普段見落としていることがたくさんある。
右脳デッサンも左脳デッサンも普段からできると観察力が上がり、
気づきが変わると、入力が変わっていくとのこと。
企画する時などにも役立つので、右脳と左脳を行き来しながら普段の仕事にも生かしてほしいとのことです。
■感想
・同時に体験したことで能力の使い分けを認識した。今後どういうアプローチをするか自分で決めることができるかも
・うまく描こうとすると描けなかったが、視点が変わると意外と面白かった
・これからいろんなものの見方が変わりそう
・左脳デッサンで描いたものはみんな似ているけど、右脳デッサンだと結構違うアウトプットになっていた
・見えている情報の外側までディスカッションできて面白かった
・目的が受験じゃないデッサンだと面白かった
・日々観察できていないことに気づいた。これができるとインプットが増えるかも。
・他の人と物の見え方全然違う。色眼鏡をつけているけど、これができたら多少メガネを外せるかもしれない。
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
目的は「社会のデザイン力を上げる」というRWのミッションに対して、デザスクが意味をなしたかの検証です。
みなさまご協力お願い致します。
今回書いてもらったものを一部紹介させていただきます(画像参照)
■次回以降のデザスク
①6月11日(火) ミッションビジョン