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デザスク報告:ミッションビジョン研究(10/4)
2024.10.23イナバデザインスクール
今回は、ミッションビジョンを拡大解釈してブランドの話まで話広がりました。
もやもやしている時に、デザスクのお知らせを見て、「これだ!」と思って急遽参加された方が今日は多かったです。
デザスクはもやもやの駆け込み寺になっているのかもしれないですね。
■レクチャー
企業や事業が社会化しているため、
利益だけではなく社会的な価値を生み出さないといけなくなってきています。
つまりブランド化している、とのこと。
この「ブランド」と言われる所以になったブランドから
ブランド、MVの在り方についてみなさんで考えていきます。
3つのブランドを例に上げ、
それぞれがブランドの価値を高めていった背景やその違いについて
校長から説明がありました。
ただ、200年前から支持され続けているブランドには厚みがありますが、
ブランディングの手法は、価値の後付けや売るための技術であるという側面もあります。
しかし、価値や社会性が求められるようになった現在では、
主義手法は自分たちのことを考える一つの技術にしかすぎません。
価値ある会社になっていくために、必要なことは?
その中で校長は最近「文化と経済の関係が気になる」とのこと。
愛知の自動車産業の起源を紐解くと、この地域の肥沃な農業がルーツだそう。
何世代にもよって耕されてきたことが集合地となって文化になり、今の自動車産業につながっています。
次にすることを考える際に大事なポイントは「文脈」。
自分たちはどこからきて、どこに行くのか?文脈も見ていけば 資源もリソースも眠っています。
(逆に文脈が断ち切られるとただの経済に。)
文化と経済は互いにバランスを取らないといけませんが、
今の文脈の先に自分たちがどうあるべきなのかを考えることが大切です。
■ワーク
皆さんに自分がいいなと思う会社、企業、事業を研究してもらいました。(15分)
今日の話を踏まえて、
その企業がどのように成長してのか、今はどんなことを目指しているのかをみなさん紐解きながら研究していました。
あの企業にそんなルーツがあったのか!と学びの深い発表タイムとなりました。
■まとめ
現在のミッションビジョンを考えようという流れも時流。
時流に流されず、いかに正しい会社にしていくか
自分の軸を照らしわせて、考えることが大事。
■感想
・伝統とは守るものではなく変わるもの。変わっていくこともそれも含めて文化でいいんだと思えた
・自分の器が広がっているときに考えらる余白は大事。面白い方向に文化を作っていけたらいいな
・文化から紐解くのは面白かった。自分が文脈の上に立っているんだなとすごく感じた
・実際に自分の事業の文脈を考えて、やってることはどこに向かっているのかを考えるきっかけになった
・客観的な思考で自社のルーツを見ると新たな視点が見えてくるのかな
・ミッションとビジョンを分けていいいのが腑に落ちた。ミッションに縛られていたけど自分はビジョンが見たい人間
・掘り下げる時に文脈を見つける目線、いろんな世の中をフラットに見れる視点を持ちたい
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
目的は「社会のデザイン力を上げる」というRWのミッションに対して、デザスクが意味をなしたかの検証です。
みなさまご協力お願い致します。
今回書いてもらったものを一部紹介させていただきます(画像参照)
■次回以降のデザスク
①10月24日(木) 「ミッション・ビジョンを整理しよう」
②11月6日(水) 「コンセプトを立てよう」