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デザスク報告:コンセプトを立てよう(11/6)

2024.11.17イナバデザインスクール

■レクチャー

デザイン思考には6つのプロセス(観察、課題定義、アイデア出し、コンセプト設計、プロトタイピング、検証)
があり、大事なのは全ての過程を踏むことと、順番にやらないこと。
このデザイン思考のプロセスの中でつまづいやすいのが
「コンセプト設計」。アイデア止まりになってしまう人が多いそうです。
そもそも
コンセプトとは 強さを出すために設計します。
ポイントは
・自分にしかできないこと
・自分にしか考えられないこと
・(新しい)概念化するということ です。
アプローチ方法は2パターン
❶リサーチ (ネチネチ系で本質系)
強みの整理(文脈の整理)、マーケットの整理、競合の整理をしてコンセプトを設計します。
これはミッションビジョンの作り方と同じです。
強みの整理は文脈の整理でもあるとのこと。
❷アイデアを概念化する (ライト系)
やりやすい反面、苦手そうな人が多い、という印象が校長はあると言います。

■質問

Q。自分にしかできないことはどうやって見つける?
A。近しい人と壁打ちするとわかりやすいかも。
自分の強みは思い込み。人に頼まれるポイントが強みだったりする。
デザスクで普段はワークは一人でやってもらうけど本当は人に聞き出してもらうのがいい
Q。コトや空間のコンセプトだと競合はどんな言葉に置き換えられる?
A。そこに関係してくる競争相手
Q。一個の辻褄に合わせちゃいがちで横に広げられない。リサーチするときに固定概念を持ってしまう。
A。戻るポイントを何箇所かおく
思いつきだと戻れないが、コンセプトは思いつくものではなく設計するもの
設計する過程で仕様が見えてくる。
Q。コンセプトはなんのため? 強さはなんでいるの?
コンセプトとは価値づくり。
どう価値づくりをしていくかに必要な概念
Q。会社の価値って何?
儲かることが目的の会社は社員にやりがいがない→ロボット化していく
何が正しいかわからない時代
選んでもらうための手段・大儀のようなもの。
コンセプトで大事なのは最後のひと押し。
遠くにいきすぎてもと自分ごとになりません。
そのためにはいかに状況を概念化できるか、がキーです。
またコンセプトは場面によって、役割が異なってくるものであると
デザスクの議論の中でも上がりました。
競争するためなのか、共感してもらうためなのか。
また、全く差別化が効かないところに落とすこともありがち。
事実を積み上げてながら設計をしていくけど、
最後に味を効かせれるのがクリエイティブだと、校長は言います。
この日は議論が白熱していき、
会社のバリューとのミスマッチが起きないようにするには、や本質を間違わないように変化していくこと、
最終的には生き方のコンセプトに迷っている、という参加者の悩みをみんなで共有しつつ議論していく時間となりました。

■感想

・学校には頭硬い人が多いなと思って。面白かった
・欲張り御膳が蔓延る世の中 その世の中にどういうコンセプトで行こうか
・デザスクがキャリアデザインまでするようになった
・うまくいかなかったことがあったけど、壁打ちするアドバイスをもらえてよかった
・声が大きいタイプで仕事に繋がることもある。軽く動くことが大事だなと思った
・話してることに共感できて、話が広がっていって面白かった。行動することは人間的にも必要だなと思った
・「一考え一行動」が印象に残っている。今日デザスクにきたのも1つの行動かなと思った

■アンケート

事前事後のアンケートを行なっております。

目的は「社会のデザイン力を上げる」というRWのミッションに対して、デザスクが意味をなしたかの検証です。
みなさまご協力お願い致します。
今回書いてもらったものを一部紹介させていただきます(画像参照)
   

■次回以降のデザスク

12月3日 「デザイナーの生態学」
https://peatix.com/event/4189693/view

②12月18日 「綿花(コットン)から糸を紡いでみよう」
https://peatix.com/event/4189716/view

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