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デザスク報告:デザイナーを事業に伴走させる価値(7/ 9)
今回のテーマはデザイナーを事業に伴奏させる価値。
前回デザイン経営からの関連テーマです。初めての方も5名ほどで、新鮮な気持ちスタートしました。
■レクチャー
まずはデザイン経営について前回のおさらいから始まりました。
ここで校長から
「ブランディング、新規事業を進めていく際にどこにデザイナーが必要だと思いますか?」という質問が。
コンセプトを立てる時、具体的なものを作る前、事業が始まる前 などの答えが出ましたがどれもみなさん正解で、全部のフェーズにデザイナーは必要。でも一番大事にして欲しいのはコトが起きる前、事業が決まる前。
なぜかというと…
デザイナーの特性である
・そもそもを問う姿勢(客観的な視点)
・具体的に落とすことが本職のためアウトプットを常に考えながら進めることができる。
の2つが重要で、
デザイナーが事業の最初からいるとそもそもを問いながら客観的な視点で、その事業者が持つ強みを明らかにしながら、具体的なビジョンを描いていくことができます。
見えないことはやれない人たちだからやれる、事業の進め方です。
事業者とデザイナーで相互のやり取りがある方がよく、両者が交わることで進んでいく推進力はすごいものがあるそう。
【質問】
デザイナーについて、みなさんまだもやもや。
一言でデザイナーと言っても、人によって得意なこと、付き合い方は千差万別です。
質問の一部Q &A形式でご紹介します。
Q.レクチャーの中でのデザイナーは誰?
A.そもそもを問う姿勢がある人。デザイン態度がある人。いろんなジャンルにいる。
Q.最初からデザイナーがいると、契約や予算どうしたらいいの?となりがち
A.契約の仕方は千差万別。誰とやりたい、から決めるのが良い
Q.どうやったら仕事が来るようになったのか?(デザイナーからの質問)
A.紹介が多かった。その中でも自分を押し付けないスタンスを大事にしていた。最近大事にしているのは「前を照らす」姿勢(プロジェッティスタ)
デザイナーを探すときにデザイナーリテラシーを持っておくことが大切、とのこと。相性の良いデザイナーを探すのは大変で、3回は飲み行くと良いそう。
コミュニケーション不足によって問題が起こりやすいので、問い合える関係が良いです。
■ワーク
今日のワークは2つの問いを考えてもらい、数名に発表していただきました。
①あなたの会社(事業)に必要なデザインは何か?
②どんなデザイナーに伴走してほしいか?
①、②共通して、狭い部分ではなく、幅広い視点がある、壁打ちできるひと、分かりやすく言語化してくれる人など広義の意味でのデザイン・デザイナーを必要としていることが印象的でした。
■まとめ
デザイン経営という文脈ではデザイナーが伴走することが必須だと思っているが
新規事業にデザイン思考は必須ではなく、デザイン経営も手法の一つです。
結果的に大事なのはどう価値を作れるか。
適宜いろんな場面で使い分けられるようになるリテラシーがつくといいな。
■感想
・伴走して欲しいデザイナーを考えた時に出てきた要素は、自分に足りないことだった。
・一生懸命やろうとして押しつけになってしまいがち。よりうまく腹落ちできるかが大事で、向き合うきっかけになった。
・デザインを何もないところから付加価値をつける事だと思ってた。「前を照らす」という言葉が自身の仕事にもつながって腑に落ちた。
・デザインは言葉にするのが難しいけど、みなさんがどういうふうに感じてるか聞けてよかった。
・デザイナー目線で参加して、どういうタイミングでデザイナーを欲しているのか知れてよかった
・デザスクにいる人がデザイナーじゃないけどデザイン思考を学んで落とし込んでいるのが面白い。自分も色々学んでみたい
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。
■次回以降のデザスク