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誰しもデザインする機会増えていませんか?? デザインを軸にした学び合いコミュニティ「イナバデザスク」がフォントメーカー モリサワとのコラボ企画を開催
「社会のデザイン力をあげる」をミッションに掲げる株式会社RW(本社:愛知県名古屋市、代表:稲波 伸行)が運営する「イナバデザインスクール」は、フォントメーカーの株式会社モリサワ(本社:大阪市浪速区、代表:森澤 彰彦)と8月7日(月)に「イナバデザインスクール×モリサワ」を共催します。
デザインを軸に、すべてのビジネスパーソンが職種を越えて学び合うことで、事業と社会の繋がりに向き合い、クリエイティブが持つ可能性を知る機会を創出します。
営業や総務など「非クリエイティブ職」にも求められるデザイン
デジタル化の急速な進展とともに、営業ツールやプレゼン資料、SNSの画像活用など、誰にでもクリエイティブワークが求められるようになりました。義務教育現場にも、実社会で活用するデジタルでの表現やコミュニケーション力を高める学びを導入しようという動きが進んでいます。
クリエイティブツールを提供するアドビ株式会社が21年秋に行った「中小企業の経営者におけるクリエイティブに関する実態調査」によると、経営者の82%が「クリエイティブなデザインがビジネスに成長をもたらす」と考えながら、その45%がアイデアを実現しクリエイティブをアウトプットするための時間やツール、スキルがないと回答した結果が出ています。
あらゆるビジネスパーソンがデザインを事業に活かす「イナバデザインスクール」
RWでは、2022年4月より毎月2回、すべてのビジネスパーソンを対象とした「イナバデザインスクール」を無料開催をしてきました。
意匠やものづくりだけでなく、サービスや商品など事業全体に目を向けて設計するデザインの考え方を求めて集まってきたのは、働き方に悩む学生から、組織の未来を考える経営者、行政職員やデザイナーなど多様な人たち。デザインを軸に、職種を越えて学び合うコミュニティを醸成することで、クリエイティブに対するリテラシー向上を図ってきました。
フォントが印象にもたらす効果を知る機会へ
今回は創業99年の老舗で、文字文化を守り過去と未来をつないできたフォントメーカー「モリサワ」とのコラボ企画。
フォント(書体)を駆使して世界観を創るデザイナーの視点から、毎日目にしている文字がどのようなフォント(書体)で創られているのかに意識を向け、フォントが与える影響を知るワークを行います。
当日は、擬似パッケージデザインを用意し、フォントを選んでいただくことで、印象をどうコントロールするかを学び合っていただきます。
デジタル化に伴い、どんな職種でも簡単なクリエイティブの制作が求められる場面が増える今。非クリエイティブ職はじめすべてのビジネスパーソンが職域を越えて学び合うことで、デザインが事業にもたらす可能性を体感する機会を創出します。
イナバデザインスクール×モリサワについて
日時:8月7日(月)19:00~21:00
場所:モリサワ名古屋支店(名古屋市中区丸ノ内1-5-10)
人数:30名|料金:無料|対象:すべてのビジネスパーソン
内容:イナバデザインスクール×モリサワ「コンセプトを正しく伝える、コミュニケーションの方法」|フォントを活用したワークショップ
参加:要予約|申込先:http://ptix.at/eGV2j6
講師:RW代表 稲波伸行(クリエイティブディレクター|デザイナー)
※アナログ作業で行います。パソコンが苦手な方でもご参加可能です。
今後の展開:社会のデザイン力を上げる
社会と円滑なコミュニケーションを図るためにも、デザイン含めクリエイティブスキルは必須です。デジタル化の推進やツールの登場によって、デザインの敷居が低くなりつつある今こそ、改めて「デザインとは」を各々の立場から学び、強みを引き出し合う機会を創出して参ります。引き続き毎月イナバデザインスクールを開催していきます(8月2日・8月24日・9月6日・9月21日いずれも19時~21時)
株式会社モリサワ
住所:大阪市浪速区敷津東2-6-25|代表:森澤 彰彦|メール:font-info@morisawa.co.jp
株式会社RWについて
代表取締役:稲波伸行| 所在地:名古屋市中区2-11-13長者町トランジットビル2A|公式HP:https://www.rw-d.jp/
ミッションは「社会のデザイン力をあげる」
あらゆるデザイン資源を活用し、クライアントの求める姿をともに伴走し目指しています。大事なのは「デザインした先」をきちんと作れるかどうか。その先に、より良い社会づくり、地域づくり、モノづくり、仕組みづくりがあるという想いで取り組んでいます。
稲波伸行プロフィール
1975年三重県菰野町生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。
株式会社RW 代表取締役|株式会社こものデザイン研究所 取締役|岡崎ビジネスサポートセンター デザインアドバイザー|名古屋芸術大学 非常勤講師
大学時代の生死をさまよう経験からデザインにのめり込む。イギリスでの交換留学を経て、課題解決に向き合う真摯さだけでなく、人をワクワクさせる楽しさの両輪がデザインに必要であると学ぶ。
大学卒業後、フリーランスとして独立。デザイナーとして活動するだけでなく、流通会社の立ち上げや、地域コミュニティをつくるNPOの立ち上げにも参画。「意匠や形」といった狭義のデザインだけでなく、課題解決としての広義のデザインの実践を追求し続ける。まちづくりに関わる経験から、地域の魅力に惹かれ始め、現在は、日本の地域に根づいてきた文化をこれからの時代にも紡いでいくための「広義のデザイン」に取り組んでいる。
2008年RW創業。2012年より株式会社RWとして法人化。企業や事業の価値の再定義に伴走し、ミッション、ビジョンの構築や、新規事業の立ち上げ、事業の運用までサポートしている。
本件に関するお問い合わせ
窓口:福田 TEL:080-5984-7800 Mail:support@on-co.co
<参考資料>
イナバデザインスクールとは
毎月2回夜間に開催しているデザインを軸にした学び合いの場です。多種多様な人たちが一緒に学び合うことで、領域を超え、新しいコミュニケーションが生まれています。
ファシリテーターは、大企業から伝統工芸・漁業まで幅広いジャンルのデザインに関わるRW代表稲波。テーマは「チラシをデザインしよう」「左脳右脳デッサン」などの体験的なワークから、「デザイナーとの仕事の進め方」「事業におけるデザインに困った人のためのクリエイティブディレクション」など事業に直接的に活かせる内容を展開しております。
デザインする側と頼む側が越境しながら学び、相互理解が進むことで、事業構造の理解を深める機会や、社内外のコミュニケーションの質の向上に繋がるケースが沢山生まれました。
事象①:相談が多かった「デザイナーとイメージがすり合わない」問題
参加者の悩みで多かったのが「社内デザイナーとイメージがすり合わない」「付き合い上デザイナーは変えられない」など、デザイン発注における苦労でした。
大きな要因として「クリエイティブディレクター機能の欠落」について解説。
デザイナーに対して「デザインわからないからよろしく」ではなく、チーム全体が知恵出しながらどう課題解決をしていくのか、コミュニケーションと道筋を創るクリエイティブディレクターの役割を、事業者もデザイナーも領域を跨ぎながら担うことで、良いデザインが生まれるという考えを学び合い、意識の変化がありました。
事象②:参加者が求めていたのは「表面的なデザイン」ではなく「事業の未来を目指すデザイン」
事業を根本的にデザインする「クリエイティブディレクション」をもっと学びたいという要望が増えました。そこで社運がかかったクリエイティブを、デザイナーに発注する際に肝となる「オリエンシート」の作成ワークなどを実施。
実際に「ロゴを創りたいけれど、デザイナーとイメージがすり合わない」と悩んでいた人が、オリエンシートを介して、デザインががらりと変化したビフォーアフターについても解説しました。
事象③:「デザインを軸にすると領域を越えやすい」新しいコミュニケーション
参加者から「デザインを軸にすると、わからないことも素直に聞けるし、色んな職種の人とも話がしやすい」という感想が出るようになりました。
実際、「クリエイティブディレクション」や「デザイン」を軸に話すと、領域を越えることや、事業の根底を考えやすく、多種多様な参加者が和気あいあいと楽しんで向き合う傾向が見られています。
経営者と社員で参加したコンビからは、デザイナー稲波を媒介させることで、普段思っていることを間接的に伝え合う場になったとの報告もありました。
事象④:自社でもデザインを軸にコミュニティを創りたいという声
デザインコミュニティの醸成を目指した本スクール。会を重ねるごとに「そういうことか」を、参加者の皆さんの反応から学ばせてもらうようになりました。
2023年冬には、本スクールでの学びを活かし営業成約の確立があがったという参加者から「自社でもデザインスクールをやってほしい」との依頼を受け、オフィス家具メーカーの株式会社OKAMURAへ出張授業を行いました。
今後、企業がデザインコミュニティを持つことで、クリエイティブ職と非クリエイティブ職が越境する機会が生まれ、新たな仕事の仕方が出来る可能性を感じました。