Works
のりもも
のりももブランドサイト https://www.norimomo.com/
のりもも ECサイト https://www.norimomo-store.com/
三重県桑名にあるのり加工メーカー
株式会社福井
BtoBがメインの海苔加工メーカー
BtoCのブランドをつくりたいとご相談に。
海苔のお仕事は初めてで、いろいろお話伺うと、
いくつか見えてきました。
・国産海苔の存続はけっこう危うい
・海苔には旬がある
・産地によって味がちがう
・入札で仕入れる
・海の中で養殖する（農業に近いイメージかも？）
・お歳暮、お中元がまとまった販売機会
・中高年需要が高いが、若年層へのリーチは弱い。
しょっちゅう海苔を口にしているのに、
海苔のことをまったく知らなかったことにショックを受けました。
ものづくりだ、地場産業だ、伝統だと、普段からのたまっているわりに、
日本の伝統食である海苔食については、ほぼ無知。
でも、話を伺っていると、
「海苔って面白い！」と。
旬があるとか、産地によって味が違うとか、も
っとみんなに知って欲しい。
と強く思いました。
先方の社員さん達と、5名ほどで、新ブランド立ち上げチームを結成し
プロジェクトがスタート。
海苔のブランドも調べてみると、大手、中堅、小規模、ともに、
それなりに新しい、今っぽい商品、ブランドがある。
「それでも海苔に対す自分の理解は、決して深いものではなかった」
という印象。積極的に海苔を選んだ記憶がない。
のりの良し悪しを見分ける手段を知らない。
“黒い海苔が良い海苔”なんてまったく知らず。
なんなら、韓国のりの、ちょっと光で緑に透けているものなんかが、
美味しそうに見えるくらい、壊滅的に無知でした。
そんなこんなで、ヒアリングをすすめていくと、
ブランドの方向性として、２つのポイントが見えてきました。
１、のりの在り方から変えた方がいいのではないか。
２、とにかく味付け海苔をキラー商品にしよう。
ここまでは、わりと早い段階でイメージができていました。
その後、ミッションビジョンの策定をしました。
未来に海苔がつながらない状態になりそうだ。ということは、
それをとにかく是正していかないと。
ということで。
●ミッション
百年先にのりを繋げる
●ビジョン
・のりの世界を広げる
・同志を増やす
・〇〇を変える
・生産者を守る
となりました。
ミッションビジョンが決まったところで、ロゴ制作
“百年先にのりを繋げる”
百をモチーフに、ロゴを制作
ネーミングも、紆余曲折あって、のりもも（のり百）に決定
百年先まで国産のりの産業を、きちんと繋げていくために。
商品づくりだけなく、のりを取りまく環境づくりまでを業務とする。
商品ラインは３つ。
入り口商品としての“カジュアルライン”
用途がちゃんとわかる“ベーシック”
最高の品質の海苔を愉しむ。産地の違いや旬を愉しむ“スペシャリティ”
今回は、三重県にある商業施設“VISON”に出店することに。
2022年7月にブランド、店舗ともリリース。
おかげさまで売れ行きは好調。
何しろカジュアルラインがよく売れています。
カジュアルラインから、
のりの本質、質のよいのりを有するスペシャリティーラインを楽しんでもらうために、
その導線づくりを試行錯誤しています。
ブランドを通じておきた事象をどのように回収して次の施作に繋げるか。
ブランドは、立ち上げて完了ではなく、立ち上げてからがスタートです。
自分たちの想いや、届けたい商品、文化を、
届けたい人たちにきちんととどけるために。
そのために、事象を回収し、次の施作に生かす。
そうして、定着させていく部分と、
変化させていくことのバランスを見ながら、
目指す未来に少しづつリーチさせていく。
まだチャレンジははじまったばかり。
のりももブランドサイト https://www.norimomo.com/
のりもも ECサイト https://www.norimomo-store.com/
のりももブランドサイト https://www.norimomo.com/
のりもも ECサイト https://www.norimomo-store.com/
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client：株式会社福井／株式会社百福
branding：RW
concept： RW
graphic design：RW
web design：RW
photograph：Daruma
